人というのは、インプットとアウトプットを繰り返して学習していくという。だから、インプットの量がいくら多くても、アウトプットをする機会が少ないと、人の学習能力はなかなか成長しない。
これは、養老孟司が何かで話していたことで、例えばよく笑う赤ちゃんというのは、母親をはじめとした周囲にいる人がよく笑うからで、その笑顔を無意識に真似して笑うのだそうだ。だから幸せそうにけらけら笑う赤ちゃんは、笑顔の絶えない環境で育っているといえるだろう。
さて、人にとってインプットの機会というものはたくさんあるが、旅もその一つだと思う。旅をしている時の情報流入量はかなりなもので、その情報を逐一処理しながら人は旅を楽しみ学習していく。そんな情報処理が面倒くさいと思う人もいるかもしれないが、旅の愉しみのファクターとして、調べごとの楽しさがあることは確かだと思うがいかがだろうか。
よく「旅を通じて見聞を広げる」といわれるが、まさにこれがインプットとアウトプットの連鎖であり、旅は格好の脳の鍛錬だといえるだろう。
さて、そろそろタイはベストシーズン。天候のコンディションにもよるが、まるで日本の初夏のような爽やかな気候の中、思い思いの“旅心”を携えて旅に出てみませんか。
考えようによっては、海外に住むことも旅の一つかもしれません。ただ、じっとしているだけではインプット量もアウトプット量も減るばかり。海外在住を旅の途中だと思って、次の旅先に思いを巡らせる昨今です。
吉田一紀
バンコクの基点駅とも言えるタイ国鉄の「フアランポーン」。日本製の蒸気機関車が情緒たっぷり
10月も半ばになると晴れた日にはまるで日本の秋のような空となる。空は世界中とつながっている
アユタヤ遺跡群も過ごしやすい気温となるこれからがベストシーズン
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