10/03/2024

【タイのタクシー】アメージングなタクシー

タイのタクシーは何かと評判が悪い。巷で囁かれている悪評ほどではないにせよ、僕自身もタクシーではいろいろな体験をしてきた。

タイへ通い始めた頃は、空港からスクンビットへ向かうタクシーに乗るのがストレスで、渡航する前の日から気になって仕方がないほどだった。だったら、違う交通機関を使えばいいじゃないかと言われそうだが、鉄道だと荷物を運ぶのが億劫だし、空港リムジンだと費用がかさばる。それで仕方なくタクシーを利用してきた。

それが通い始めて10年も経つと心配はどこかへ行ってしまい、今度はいったいどんな運転手のクルマに乗るのかが、不安から楽しみへと変わってくるから不思議なものだ。あまりに悪質で酷いのは困るが、次にいくつか挙げたようなものだったら、もう笑い話にできる。

僕の中での「アメージングなタクシーランキング」第1位は、お腹を壊している運転手のタクシー。人の不幸を笑うのは良くないけど、思い出すたびにおかしくなる。そのタクシーにはスワンナプームから乗ったのだが、乗車した途端に「トイレに寄ってもいいですか?」というから了承した。しかし、空港近くのガソリンスタンドで用を済ませて、また10分も経たないうちに「もう一度トイレに行きたい!」と言う。最初は新手のインチキタクシーかと思ったのだがそうではなく、本当に具合が悪いらしく、彼は3回目のトイレでついに他のタクシーに頼み、僕を預けてトイレから出てこなくなってしまった。

他にも、かなり頑張ったけどやっぱりガス欠になっちゃったタクシーとか、ミッションオイルがへたっていて勾配を登れないタクシーとか、クルマの中でオウムを飼っているタクシーとかあって、ちょっとした連載が書けるほどネタがある。そしてじつは「アメージングなバイタクランキング」というのもあるのだが、これも別の機会に書くことにする。

吉田一紀

バンコクのタクシーを象徴するのがピンクのタクシー。最近はEVタクシーも多く見受ける用になってきた


バンコクをやはり象徴するバンコク名物の渋滞。朝夕・ラッシュ時のタクシー利用は避けたほうがいいかもしれない


残念ながらオウムを撮れなかったのが、これが「オウムを飼っているタクシー」。ドライバーも雰囲気たっぷり



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